■Event News
Takahiro Yahagi Ceramic Exhibition
矢萩 誉大 個展
pieces of nature
2020. 10.30 FRI. – 11.15 SUN.
STYLE MEETS PEOPLEの初個展となる『矢萩誉大 陶磁器展』を開催します。
故郷の山形の雪景色、季節の移ろいを、”土味“、土の素材感、色彩、形に表現し美しい
磁器作品を展示販売します。
We are pleased to announce the first solo show for Takahiro Yahagi, a ceramic artist.
Yahagi has created beautiful textures over the surfaces of the vessels and subtle color nuances in white reflecting peaceful snowscapes and the passing of the seasons.
Come and feel nature in his vessels.
■作家在店予定:
10月30日(金):11時~
■PLACE:
STYLE MEETS PEOPLE 東京ミッドタウン六本木
東京都港区赤坂9-7-4 ガレリア3F
TEL:03-4513-3705
■DATE:
10月30日(金)~11月15日(日)
凛としているのに、奥ゆかしい。細部まで、繊細に、丁寧に施された形。
釉薬、焼成、仕上げから生まれた佇まい。それはまるで、美肌に薄化粧をしたような
透明感。初めて、矢萩さんの作品に出会った時の印象でした。
1月末、いつもと違う春を迎える前、山形在住の陶芸家、矢萩誉大さんを訪ねました。
工房の窓から見渡す田畑は雪解けで、所々、湖面のような大きな水たまりができていて、
その水面には、遠方の連なる山々が映り込んでいました。
「この時期、辺り一面、真っ白に覆われるのに、今年は雪が少なくて、先週降り積もった
雪が残っているくらいで、、、」と呟く矢萩さん。
一緒に見上げた薄曇りの空。その背景に、山の頂き、峰は白い三角帽子を薄っすらと被ったように、輪郭がくっきりと描かれ、こげ茶色の斜面が大地へと連なっていました。
夕暮れ時、外は、全ての音を吸い込むような静けさで、空気は澄み渡り、冷気が体に纏いつくようでしたが、深呼吸すると、こころは穏やかに満たされて行きました。
「白く、繊細な粘土から生まれる器は、工房から見える真っ白な雪景色を思い起こさせます。花咲く田畑、雄大な最上川、青い葉山、透ける空。季節の移ろいと同様に、器もまた変化を遂げていきます。日々の暮らしの中にある自然の美しさを、器から感じ取っていただければ幸いです。」
― 矢萩誉大
テーブルを囲み、器に四季折々の食を盛りつけて、自然の移ろいを感じる。日々の暮らしの中で、矢萩さんならではの器の世界観をお楽しみください。
■矢萩 誉大/Takahiro Yahagi 陶芸家/Ceramicist
1986年 山形県生まれ。高校時代に授業で陶芸を学び、県内の窯元で体験するなどして
興味を持ったことがきっかけとなり、2005年東北芸術工科大学入学。専門的に陶芸を学び、
2011年大学院 修了。 2014年12月アトリエ「245 STUDIO」を設け、主に食器や花器として使う磁器を制作、
発表している。NPO法人職員や高校非常勤講師の仕事と並行して制作活動後、2017年より陶芸家一本で活動中。
www.takahiroyahagi.com