■EVENT “DESIGN MEETS PEOPLE 2018” at STYLE MEETS PEOPLE
OCT 19 FRI – NOV 4 SUN
TOKYO MIDTOWN/DESIGN TOUCH 2018
Theme - “Idea of the future”
“デザインを五感で楽しむ”をコンセプトに、今秋12回目を迎えるデザインの祭典。
今年のDESIGN TOUCHのテーマは「みらいのアイデア」。
STYLE MEETS PEOPLEは“DESIGN MEETS PEOPLE”をタイトルに2007年より参加しています。
デザインにおける「みらいのアイデア」。それは、素材を通じて業種、世代、カルチャーの垣根を越えて生み出す新たな価値観。職人、匠、作家の技を、アート、ファッション、インテリア等をインスピレーションに、“感性”をスパイスに、今を感じ、未来につなげたい新作、『BLACK URUSHI /漆器』をご紹介します。
■『BLACK URUSHI』 by RAKUZEN X STYLE MEETS PEOPLE
今企画展にて発表するのはブラックデニムのような風合いと色をまとった黒い漆の椀。
それは、手に取り、触れた時、木の温もりを感じる素材感を残しながら、漆器職人の技で
艶消し、マットな黒の漆塗りを施した色合い、質感に味わいのあるBLACK URUSHIという名
のスタイリッシュな漆器。
お正月やお祝い事、何か特別な時にテーブルに登場する漆器、椀。仕舞い込むのではなく
「日々、触れて、使い込むほど愛着のわくデニムのような椀があったら」、そんな思いから
生まれたデニムな漆。
story behind the product
STYLE MEETS PEOPLEと“デニムな漆”との出会いは故郷福島の地域の役に立つデザイナーになりたいと
起業した、若きデザイナー、大竹愛希さん/RAKUZEN代表の「漆の文化を若い世代に、そして誰でも使える器として紹介したい」という思いから生まれました。
漆器作りは木地作り、木地固め、布着せ、拭き漆、研ぎ、上塗り等、まさに人の手による様々な
工程で作られます。 大竹さんはデザイナーとしてのキャリアと自ら漆塗りを習った経験をもとに、
そのモノづくりへの想いを会津の漆器職人さん一人一人に伝え、形にして行きました。
下地の調整、研ぎ作業の多さ、グレーの発色や、上塗りの質感迄、40代から90代まで、漆器職人の積み上げられた経験、時間が漆椀に重なります。
Design for all
『BLACK URUSHI』はツヤのある黒や朱塗りの質感と一味違う、マットブラックとマーブル拭き漆
の2色展開。クールな黒、質感のデニムな漆はSTYLE MEETS PEOPLEのオリジナルカラーの特注品。
丸みを帯びた高台の部分は、個性的な『Universal Design = Design for All』 その言葉が本来持つ
意味を象徴した形、誰の手にも馴染むユニバーサルデザイン。
ひとつの漆の椀が届くまで、3ヶ月。待つ楽しみ。その間、遥か昔、9000年前から受け継がれた漆の歴史、その漆と暮らした先人たちに思いを馳せてはいかがでしょうか?
English | DESIGN TOUCH 2018|東京ミッドタウン
http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/designtouch/english/